- フォトバイオグラフィー「道」について
当法人 のスタッフが患者様ご本人やご家族様からお話を伺い、昔の写真をお借りし、
「生活歴」を作成します。そして日々のふれあいの中で、「今」の患者様の表情を撮影します。
それをふまえて、仙台在住の詩人・武田こうじさんが、患者様それぞれの人生を詩にまとめます。
生活歴、写真、詩 -
患者様が歩いてきた道のりをまとめたものが、『フォト・バイオグラフィー「道」』です。
大げさな言い方かもしれませんが、高齢者の介護は創造的あるいは哲学的行為だと思います。
それは各人が辿った人生の最終局面にあるからです。
可愛らしかった子ども時代、輝かしかった青年時代、仕事に、家事に、忙しく働いていた時代、
その腕にはまだ幼かったご家族が抱かれていたこともあったと思います。
しかし、そうした美しい記憶も直面する困難さ故にいつのまにか離れていくことがあります。
忘れたままにするには惜しいそれらの物語を再構成するために始めたのがこの試みです。
フォトバイオグラフィーは私の造語で、回想法の一種と言ってしまえばそれまでです。
しかし写真と生活歴という断片が詩によって有機的に集約されて感じられるところに
このスタイルの独自性があると思います。
そして、そうした方法論はともかく、私たちが本当に主張したいのは
「認知症は人生の価値を低下させないはずだ。」ということなのです。
- 理事長 鹿野英生
第12回 フォトバイオグラフィー「道」 展示会のお知らせ
- 場所:せんだいメディアテーク
住所:〒980-0821 仙台市青葉区春日町2‐1
期間:令和3年9月17日(金)~9月22日(水)
時間:10:00~19:00 (最終日は17:00まで)
- 入場無料
今回で12回目の開催となります。
ご協力賜わりました皆様へ深く感謝申し上げます。
皆様のご来場お待ちしております。
展示会に関するお問い合わせは当院までご連絡下さい。
TEL 022-718-8871
※第12回 フォトバイオグラフィー「道」の展示会は終了致しました。
展示会の開催にご協力頂いた皆様、ご来場下さいました皆様に心より感謝申し上げます。